成型合板という技術から生まれた
なめらかな曲線美
「PAPER BASKET」
薄い単板を縦目横目の順に奇数枚重ねあわせ圧力と熱を加えることで型に沿った形を作る成形合板の技術。その中の、単板を円筒型に成形していく円筒成形合板という技法が使われています。戦時中、深刻な資源不足から、飛行機の燃料タンクを木材で作る研究が行われていました。強度が高く、隙間のない筒をつくるという技術は戦争で活かされることはありませんでしたが、研究に関わっていた「サイトーウッド」の元となる「齊藤合板工芸所」の創始者齊藤勇氏がその技術を活かし、インテリア用品をつくるようになったのです。
●美しい曲線
独自の技術で円形に成形された滑らかな曲線美。内側・外側とどの角度から見ても妥協のない曲線を描いています。
●技術力の高さ
近づいてよく見てください。薄い板を重ね合わせて1枚の板に成形していることが分かります。断面も滑らかです。
●表面の美しさ
木目の美しさがそのまま活かされた表面は、手を這わせるとさらりと心地よいのもポイント。手にとって感じてください。
●絶妙なサイズ
無駄のないシンプルな形に加え、サイズも大きすぎず、小さすぎることもない。リビングに置くのにちょうど良い大きさです。