夏は涼しく、
冬は温かい麻絨毯
「麻の絨毯」
麻の絨毯は吸湿性・放湿性、そして通気性にとても優れています。夏はシャリっとした感触が気持ち良く、冬は麻の糸の間に入った空気を温かく保つため、一年を通して使える絨毯としておすすめです。一番の特徴は、ハンドフックで打ち込んだ麻がループ状になっていること。絨毯と言うと先端がカットされているものがほとんどですが、ここでは繊維に沿って、麻が持つヨリの力を頼りにループ状に打ち込んでいきます。そうすることで生まれる程好い硬さの触感は、素足であがるととても心地良く、30年来全国の旅館やホテルの脱衣場で使われ続けています。また、天然の麻の色をそのまま活かすことで、どんなシーンにも合う自然な仕上がりとなっています。
●麻とウールが織りなす快適な1枚です
麻絨毯は硬めに仕上がるため、これまで脱衣場や夏用の玄関マットとして使われてきました。部屋の中でも快適に使えるようにと考案したのが、麻とウールを組み合わせた「穂波シリーズ」。気持ちの良い踏み心地を実現するため、織り密度やループの長さにとことんこだわりました。麻のサラサラとした爽快感とウールの柔らかく温かい感触は、素足で過ごす日本人の足裏感覚に適しています。グッドデザイン賞・山形エクセレントデザイン大賞を受賞しました。
お手入れ
麻には速く乾く特性がありますが、天然繊維なので濡れたままにしておくと腐敗したりカビが発生する場合があります。濡れた際は、根元や裏側までしっかり乾燥させてください。また、麻は天日干しにすると日焼けしてゴールドのような色合いになり、洗濯機で洗うと少しずつ漂白され白っぽい風合いを楽しむことができます。