秋田の種と人に受け継がれてきた伝統野菜全39種の物語が収録された「種と人の物語」。
三関のせりやじゅんさい、ひろっこなど広く知られた野菜もあれば、はじめましての野菜たちも。
ひとつの屋号から始まった品種がその家に守り継がれ、100年に渡り同じ土地で育てられているという野菜もありました。
品種の来歴や作り手の想い、こだわりやレシピに至るまで、たくさんの知見が詰まった一冊です。
生産者の方々や美しい自然の写真はもちろん、切り絵による可愛らしい挿絵も見所のひとつ!
生産地域のみでの消費に留まり、人口減少や高齢化に伴って生産が大きく縮小して消え入りそうな伝統野菜も多くあります。
地元の宝を知り、次の世代に繋ぐきっかけになる一冊。
店頭には見本もご用意しておりますので、ぜひお手に取ってご覧ください。
あきた郷土作物研究会:
平成25年に秋田県在来作物の調査・研究・普及を目的として、秋田県立大学と秋田県農業試験場の有志が中心となって設立した任意団体。
会員は研究者以外に生産・流通・販売・飲食店の関係者や野菜ソムリエ等多様で、年1-2回生産現場訪問や収穫体験、料理試食と調理方法の情報交換等の活動を行う。