

地域の資源をいかした
豆腐作りに挑戦しています
秋田の豊かな自然で育つ食材と味噌や醤油などこの土地に根付いた発酵文化を大切にしながら料理を提供してきました。
そんな私たちが新しく挑戦しているのが、「豆腐づくり」です。
大豆生産量も盛んな秋田県。2024年に工場が完成し、「地域の発酵文化を資源として、環境にも優しい新しい大豆製品の市場を開拓しよう」と、商品開発に着手しました。
そして生まれた自社製造豆腐。
醤油や塩麹に漬け込んだ豆腐は、固さがしっかりしていてお肉やチーズの代わりとして使える食材として、普段の食生活でいろいろな形で、どうすればおいしく食べてもらえるかを考えながら開発を行いました。
これからもカフェでのメニュー開発やご自宅に持ち帰って楽しんでもらえるお土産品として皆さまに喜んでいただける味をお届けしていきたいと考えています。
そしてこの取り組みは、単に新しい商品をつくることだけが目的ではありません。
地域の課題のひとつである耕作放棄地の解消につなげたいという思いがあります。
豆腐を製造する過程で出るおからを耕作放棄地に放牧した牛の飼料とし、その畑で原料の大豆を育てる
「循環型のものづくり」に秋田県立大学と協業で挑戦しています。
地元の食の伝統と里山の景色を、次の世代へつないでいくため
小さな挑戦の一歩として豆腐作りを始めています。










工場として活用した
元農協倉庫の木造建築
この地域は、酒・みそ・しょうゆの醸造地として江戸時代から発展してきた名水の里です。
皆瀬川沿いに位置し、舟運が盛んだった頃には交通の要衝として栄え、明治時代には岩崎地区だけでも四軒の酒蔵が並んでいました。今も当時の面影を残す木造建築が、静かに地域の歴史を伝えています。
しかし近年は担い手不足や建物の老朽化により、そうした建物も少しずつ姿を消しつつあります。
取り壊しの話が出ていたこの旧倉庫も、そのひとつでした。
この建物を残したいという思いから改修を行い、豆腐工場や住居棟を含む複合施設として生まれ変わりました。
醸造の文化が育まれたこの土地の恵みを大切にしながら、これからの暮らしと食につながる場所として、ゆっくりと歩んでいきたいと考えています。



